
使ったのは、「エジプシャン・フェンネルwithスィートオレンジ」という、web限定商品。本国のサイトにはもうありません。販売終了しちゃったのかな?
パンジア社は、メンタルにも働きかける製品作りをモットーにしていて、製品にもアロマテラピーをふんだんに施しているようです。
欧米の商品よろしく、石鹸からすんごい匂いがしていましたが、人工香料ではなくアロマエッセンスの香りなので、匂いが強くても嫌な気分になりません。
洗顔している時も、アロマの効能が効いているようで、不思議と気分が

そして、使い終わった後の爽快感

さっぱりするのに、肌が乾燥しない

私はこれまで保湿系の石鹸か、もしくは、乾燥してしまう石鹸しか知らなかったのですが、今回の石鹸は、さっぱりしつつも乾燥しない、まさにベストフィットな石鹸だったのです

しかも、メンタルにも作用するようアロマが何種類もブレンドされているので、洗顔がリラクゼーションになっている。これは、肌に対してどんなに素晴らしい効能を持つ石鹸を使っても、得られない特別な感覚です。
この石鹸の素晴らしさは一体・・・・?
早速成分をチェック

まず原材料
・大豆オイル
・ココナッツオイル
・EXバージンオイル
・ヘンプシートオイル
すべてオーガニックです。
続いてエッセンシャルオイル
・グレープフルーツ
・ピンクグレープフルーツ
・スィートオレンジ
・イランイラン
・フェンネルシード
すべてオーガニックです。気分をリフレッシュさせる柑橘系のブレンドになっています

そしてオイル酸化防止のために、天然の防腐剤であるローズマリーエクストラクト(ROE)が配合されています。
あれ・・・?っと思ったのは、
@石鹸の硬さを守るためのパームオイルが入っていない
A酸化しやすくて石鹸に向かない油が多く使用されている→大豆油(恐らくメインの成分)とヘンプシードオイル
B扱いやすくて安価なピュアオリーブオイルではなく、酸化しやすくて高価でEXバージンオイルが使われている
以上は、私が師と仰ぐ日本ソーパー界の第一人者、前田京子先生による手作り石鹸の掟とは異なるものです。
う〜む・・・・

まだまだ研究が必要ですな

私の推測では、、、、
@パームオイルは、石鹸を硬くするけど、肌によくない成分が入っているので使用しない代わりに、けん化率(油が石鹸になる割合)を上げた
AROEを配合してあるので、酸化しやすい油でも、効能が多い油を使用している。大豆油とヘンプオイルは、アメリカで多く生産されているので、原料として使いやすい
Bよく市販されているオリーブ石鹸は、茶色いものが多いので(酸化しているのよ)、EXバージンのオリーブオイルを使う場合もある。EXバージンは、未精製なので有効成分が多く残っている
う〜む

これまで習った(信じていた)前田理論を覆すものですぞ

要は、ROEがあれば、酸化を気にせず有効成分の多い油をいろいろ使えるってか

前田先生の本は、ROEが高価なため、その使用を前提としていないので。
最近ではROEを安く販売する業者もあるので、ROEがソープワールドに新たな光


前田先生の教えをもとに、他の石鹸の研究ができれば、ようやく私もビギナー脱出というところでしょうか

忘れてはならないのは、原材料すべてオーガニックであることです。パンジア社はLOHAS企業なので、徹底しています。さすがオーガニック先進国、アメリカ。日本よりも経済的なお値段で入手できます。
やっぱり、オーガニックの食物から作られた油って、持っているパワーが違うのかな。。。?考えてみたら、材料以上の石鹸を作ることはできないんですよね。
ちなみに、実はこの石鹸、全てボディ用だったことに後から気がつきました

うーん、素晴らしい
